2008年06月23日

ファンタジーアピールの庶民化(宮崎あおいとアルマーニ)

宮崎あおいがエンポリオアルマーニに起用されて、いくつかのグラフィック広告が目に触れるようになった。

宮崎あおいは映画を中心に活躍する女優で今年はNHKの大河ドラマの主役を演じているが、どちらかと言えば「等身大」キャラクターのタレントである。保険や東京メトロのテレビCMでの使われ方を見てもそれは裏打ちされている。アルマーニの起用は、一見して意外であった。

しかし、注意して見ると、類似した現象は他のいくつかの商品カテゴリー・ブランドにも見てとれる。外資系メーカーのシャンプーブランドでの国内タレントの登用(以前はハリウッドスターを使っていた)や、国内線割引の訴求とはいえ、JALのCMでの相武紗季のような庶民派タレントの起用など。

最近のテレビ番組では、世界遺産を紹介するような海外取材のドキュメンタリーとは別に、国内の都道府県に目を向けたものが目立つようになった。

おおざっばな言い方だが、日本人の嗜好はいまドメスティックな方向に動きつつある。

ラグジュアリーブランドにとっても、一部の庶民層を正面から取り込む形へとコミュニケーション戦略を転換せざるを得ないトレンドが生じつつあるのかもしれない。


posted by キュリアス at 11:12| Comment(0) | コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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